偶然気付いた

私は身体性もまた、考察すべき重要な役割を担っていると考えている。だから、私はしばしば私の身体についての感覚を確認する。それは授業中だった。偶然だった。

『腹を下げる』という感覚

まさにそういう感じがした。恐らく、正確には「横隔膜を戻す」だろう。

緊張状態と横隔膜*1

筋肉が緊張している時、人間は横隔膜が上がっている。肩が強ばって上がるのと似たことだろう。筋肉が収縮し、引き上げられる。

横隔膜が緊張している時の呼吸*2

それは不自由に違いない。肺が広がる余剰分が小さいからだ。所謂、腹式呼吸ができていない状態だ。

浅い呼吸と疲労

鼻から息を吸う呼吸より口から息を吸う呼吸の方が、前頭葉の消耗が激しい。つまり口から息を吸う人は、集中力は早く切れる。


呼吸の深さとの相関を知らないが、恐らく腹式呼吸よりは酸素と二酸化炭素の交換効率が悪いから、消耗が激しいことは確かだろう。また、呼吸が浅い人は恐らく、回復力も低い。

緊張して上がった横隔膜を戻す

そうすると、肺が広がる余裕が確保されて呼吸が深くなる。*3副交感神経が優位になり、落ち着く。集中力及びIQが高まる。

武道の伝承には、必ず科学的根拠がある

私は合気道で、「腹を出す」という表現でこれを教わった。確かに、腹筋は緊張していたら横隔膜は下がらない。また、合気道にも丹田という考え方がある。これは呼吸を深くする他に、腸腰筋*4と関わりがある。

*1:ここからは、客観的な根拠無しに、私の経験のみに基づいているから、閲覧注意。

*2:細胞による呼吸ではなく、肺による呼吸。

*3:意外にも、肺はかなり大きくなる。上は鎖骨で下は肋骨を覆うくらい、左右はほぼ脇腹まで広がる。

*4:全身の中心となる筋肉