痴ほう症 卑屈の辞典

朝、外出する前に、自宅の鍵を首に掛けて、靴を履いてから、自宅の鍵を探しに靴を脱ぐこと。屈んだとき、首に掛けた鍵を、自らの呆けを、初めて見る。

一般的に肯定的に用いられない。しかし、呆ける人間はつよい。

IQ140を持つ、記憶力だけは優れている少年が自殺しようとすることはあるが、呆け老人は、自殺する理由を忘れるので、寿命まで生きる。