母の勘違い
非モテ男と女嫌い
よく、「ブスな女はモテる女を妬んでフェミニストになる」という都市伝説を好む人がいるが、それは間違いだ。そもそも、「モテない女が」、「僻んで」フェミニズムを学んでいると考える時点で、非常にホモソーシャルのヒエラルキー的考えなのだが、それに気づく人は少ない。
逆に、美人だったり性格が良かったりして悪い虫が寄って来るから、護身術として、啓発の手段として、フェミニズム理論を武装するのだ。*1まあ、顔なんてどうでもいいことだ。*2
しかし、男にはこれが当てはまる。男は自らの怠慢を自覚しない。自分が不潔だから、不遜な態度だからモテないのに、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」*3と信じて疑わない。それこそ、右翼ミソジニーが大好きな「自己責任」の一言で片付けられると思うのだが、自己責任論とは都合が悪いことには適用されない、とても都合が良い言い訳のようだ。
私がモテないから、母は憂いた。
私はモテない。まあ、このブログを読めばだいたいその理由がわかるだろう。心理学や脳科学の知識を駆使すれば、適当にモテることはできるだろう。その程度の自負はある。しかし、モテるつもりは無い。私にはまだ、「大切な人」の存在は大きすぎる。
母は、「息子はモテないから女嫌いになるのではないか」と思ったらしい。そもそも、何かの責任を誰かに投げてしまえるような気楽な性格なら、どれほど良かったか。都合良く「私がモテないのは(割愛)」と責任転嫁してしまえるなら、自殺未遂などしていない。しかし、母は言っても聞かなかった。
好都合な出来事
母が去年のラグビー大会のクラスTシャツ*4を見た時、あからさまに目の色を変えた。*5そのクラスTシャツには、明らかに女子のものとわかる可愛い刺繍がしてあったのだ。*6あれは私には作れない。それ以降、母は私の非モテについて何も言わなくなった。言う必要が無いと判断したからだろう。
しかし、実際はそれをつくったのは、所謂「天然」な女子で、私と出身中学は同じだが、二年生の時に同じクラスだったくらいで、特別親しいわけではなく、異性への好意としてつくったとは考えにくい。
また、もしそれが異性への好意に由来する行動だったとしても、私はその気持ちには応えられない。私にはまだ、「それ」は重すぎる。
だから、私の非モテは特に変わらない。しかし、都合が良いので母の勘違いをそのまま利用することにした。私が真実を話さなければ、母は「息子は非モテではない」と認識したままだ。ずっとその状態でいてくれれば、もう面倒な応酬を繰り返す必要は無い。
*1:「女性専用車両は必要ないと思う」だのと言う『美少女』のことを思い出している人がいるなら、ここで否定しておく。あれは『名誉男性』という人種で、無自覚に他の同性より搾取されている女性たちだ。
*2:女性たちはずっと、「せめて清潔にしてくれ。」と言うのに、不潔な雄ほど、「但し、イケメンに限る」だのという言葉を好む。人間ほど気楽な雄は稀である。他種の雌は基本的に化粧しない。雄の方が絢爛に着飾って、雌に主張するのだ。なぜか人間では、この役割が逆転している。
*3:あれの主人公は女性だが、被害者妄想的な思考傾向は男性そのものである。
*4:私が所属している高校では、男子がラグビー大会に出場し、女子は男子のゼッケンをつくる。幸運にも私はベンチで、出番は無かった。ラグビーなんて興味ないし、闘争心も無い。
*5:彼女はたまに妙に鋭いところがあるが、基本的に分かりやすいので、心理誘導もしやすい。その点では助かっている。
野菜、肉
「中国産は危ない」?
私は中国のことをよく知らないから、何とも言えないが、そう言う人ほどほぼ例外なく「日本産は安全」だと勘違いしている。
掃き溜め、流刑地。それが日本
米国やカナダ等で訴訟されて、世界のどこでも商売できない企業。そういう企業が最終的にたどり着くのが、この国だ。
ゴミ収集所
ワクチンは言わずもがな、米国で下半身麻痺等の、所謂「薬害」が起きて売れないから、日本にやって来た。*1
また、モンサント社は有名だろう。電子レンジ、除草剤、農薬、遺伝子組み換えなど、ありとあらゆる有害なものを生産している。
流石は日本政府
「農薬*2を撒けば撒くほど、助成金を与える」という法律がある。だから農家はどんどん除草剤を買う。*3そのおかげで日本の金は外資*4に流れ、戻らない。流石は安倍瓶三、史上最悪の快挙だ。
農家は出荷する農作物とは別に、自家消費する野菜を育てている。「あんな農薬まみれの野菜なんて、食べたくない。」らしい。
相も変わらずに畜産
世界では、少しずつではあるが反畜産の動きが拡がりつつある。若い人たちの間で、完全にベジタリアンではないが、一時的に肉を断つ「プチ・ベジタリアン」なるものが流行している。
畜産についての認識が、日本とは異なるのだろう。羨ましい限りだ。*5だから今は豚肉にシフトしているらしい。「牛が駄目なら豚」って…結局根本的な解決にはなっていないが、それに向けた第一歩にはなる。
また、「ベジタリアンはたんぱく質を摂れない」というのは致命的な勘違いである。私は経済的な理由でプチ・ベジタリアンすらできない*6が、イネ科の植物*7と豆類でたんぱく質を摂ることができるのを知っている。
その他
ファブリーズ
ゴキブリを殺すのにゴキジェットは要らない。ファブリーズを一回噴霧すれば大丈夫だ。成分は「消臭成分、除菌成分、香料」。素晴らしい。何もわからない。
「香料」だけで200種類以上ある上に、人体への危険性が指摘されているものも少なくない。また、ファブリーズは発ガン性を指摘されたこともある。
虫除け
これもまた、成分が公表されない部分がある上に、害が指摘されているものも多い。
石鹸
なんと、「石鹸成分を含まない石鹸」という面白いものがある。ナチスドイツが作った、ユダヤ人の油で出来た石鹸なのかもしれない。
冗談はさておき、人体に有害な物質が含まれている可能性は高い。安全な成分なら、これ見よがしに「化学成分無添加」とか主張するだろうから。そうしないのは、後ろ暗い何かがあるからかもしれない。
植物油脂
「食用油脂」と書かれているものも、これに含まれる。日本でこれを避けるには、年収が手取り800万円くらい必要になるかもしれない。それほどに、植物油脂はこの国の食を侵食している。
「バター」と書かれているものも、成分表を見ると実質マーガリンだったりする。*8有機溶剤を100%蒸発させることは不可能だ。つまり、あなたはシンナーを飲んでいるのかもしれない。
アメリカで全面的に植物油が禁止された。国民は歓喜した。しかし、同時に大豆油が流れ込んだ。大豆油の危険性は、認知されていなかった。植物油の巨大利権が倒れたわけではなかったのだ。そのグローバリゼーション勢力は、大豆油に乗り換えただけだった。本当に、利権というのはしぶとい。
キャノーラ油
植物油脂の一種だ。所謂、遺伝子組み換えの植物から抽出した油だ。以前、「キャノーラ油100%」と書かれているツナや、「植物油に浸した芋けんぴ」があって驚いた。
そのパッケージを作った人が無知なのか、日本の消費者は何も知らないと箍を括っているのかはわからないが、日本もついにここまで来たか、と思った。隠すよりはマシだが、、、、
着色料
日本では、1500種類の食品添加物が認可されている。これはアメリカの10倍以上ある。着色料は、「見映えさえ良ければいい」と、生産者も消費者も考えてしまった結果だと思う。本質を見極める姿勢が、合理が、この国では既に死んだ。
送電線
海外では、送電線の周りに家などを建ててはいけないとする法律がある。電磁波の有害性が認識されているからだ。外国の人が日本に来て最初に驚くのは、送電線のすぐ下に家が建っていることだそう。
水道
日本の塩素濃度は、一定「以上」になっている。*9住民の健康を考えて塩素をなるべく抑えるのではなく、お役所仕事の自分の保身しか考えていない。何か問題が起きたら困るから、短期的な影響は出ない塩素を大量に使ってしまう。
住宅
世界で最も化学物質に汚染されているのは、中国ではない。アメリカでもない。日本の新築住宅である。また、鉄筋コンクリートで寿命が9年縮むと言われている。体を芯から冷やすためだ。因みに私も、鉄筋コンクリートの住宅に住んでいる。*10
更に、鉄筋コンクリートで出来た建築物は地震に弱い。どこかにひびが入ってもわからないし、それがわかったとしても、かなりの広範囲を建て直す必要がある。木造建築は最長で千年保たれたが、コンクリは30年~50年程度で建て替える必要がある。
あまり出来が良くないから企業にとっては都合が良いが、消費者は不必要に搾取され続けるだけだ。「持ち家」についての肯定的な幻想、無くならないかなぁ…
砂糖
諸外国には、「依存性が高い有害な物質」として、砂糖の輸入に制限をかけるところもある。実際に、砂糖の依存性は覚醒剤の100倍以上とも言われている。
カット野菜
これは野菜ではない。野菜の色と形をしたものである。なぜカット野菜は、カットされてから数時間経ってから市場に並んでいるだろうに、あんなに茶色くならないのか?そう思ったことは無いだろうか?
料理した経験がある人なら、野菜を切ると茶色っぽくなっていくことを知っている筈だ。しかしカット野菜の断面はいつまでも鮮やかだ。なぜなのか?
それは、漂白しているからだ。切った野菜を塩素のプールに浸して漂白し、漂白剤を大量の水で洗い流す。その過程で、特にビタミンCなどの栄養素はかなり失われてしまう。残ったのは、栄養素の少ない野菜の骸と、残留漂白剤と、手数料に由来する高額な料金だけ。外食で出てくる野菜も、殆んどがこれだ。
缶詰め
缶詰めは、そのままでは売れない腐りかけた野菜などを、格安で買ってつくられていることがある。特に一つ一つの固まりが小さいものは要注意だ。腐りかけた部位を避けて製品化されている可能性が高い。
コンビニのおにぎり、パン
コンビニのおにぎりもまた、漂白剤と保存料で炊かれる。特にセブンイレブンのおにぎりは最強で、8月から1ヶ月以上、常温で放置されても腐らない。そんなものを人間が食べてどうなるのか、まだわからない。*13
更に、コンビニのおにぎりはもれなく、例のF1種*14で、且つ雄性不稔*15である。google:コンビニ弁当 食べない
小麦もまた遺伝子組み換えのものが多い。更に、大量の水と膨張剤が使われているため、スポットのような、スカスカのパンもどきが出来る。
でも結局は
ここまで不健康な因子を羅列しておいなんだが、健康を維持することにおいて、最も重要なのは食べるものでも住む場所でもない。*16思考である。
健康なのはどちらか
私は、YouTubeの広告などでよく見る「pro/noob」*17というような、「神格化/卑下」の、平等が存在しない二元論的な扇動が大嫌いだ。徹底的にスキップし、「この広告に興味がない」として広告を非表示にしたから今は出なくなったが、吐き気を催すほど嫌いだ。
だが、こればかりは他に方法がないから、吐きそうになりながら書く。
『健康的な淑女』
彼女は菜食主義者、且つ少食だった。外出は必要最低限に抑え、外出するときには帽子を被り、長手袋を着け、日傘を差した。誰よりも健康に気を遣っていた。性格も控えめで、名誉男s…好い人だった。
『傲慢な野郎』
彼は菜食主義者でも少食でもなかった。医者に「これ以上太ると死ぬ」と言われたが、彼は食生活を改めなかった。コーラやファストフードを好み、野菜を嫌う彼はメタボだった。性格も傲慢で、「人の指図は聞かねえ、俺のやりたいようにやる。」というような人だった。
淑女、その後
骨粗しょう症、寝たきりになっている。「こんなことになるなら、もっとやりたいことをやっておけば良かった。」心理的な抑圧が大きな原因だろう。フラストレーションは蓄積されるため、確実に健康に悪影響を及ぼす。*18
野郎、その後
平均寿命を越えた今も、人生を謳歌している。血管年齢は実年齢より20歳以上若い。やはり、結局はマインドの状態が重要なのだ。
自己責任ではない
「すべては心の持ちよう。不健康はその人間が悪い。」と言うつもりは毛頭無い。そもそも、不健康でもそれなりに生きることすら保障されない発展途上国では、こんな言葉は通用しない。彼ら彼女らが求めているのはありがたいお言葉ではなく、パンと水だからだ。
また、所謂「悟っている」状態にあるPNSEの人たちの多くは白人男性である。つまり、人種的にも性別的にもmajorityである人間が、精神的な平穏を得ているのだ。そんな悟りは仮初めでしかない。
私は今は恐らく、かなり軽度なPNSEか、もしくはPNSEを感じていないが、PNSEに入ったのは徹底的な考察がきっかけだった。メタ認知した結果、一時的に悟った。というより、「PNSEとはメタ認知そのもの」であると考えている。
だから、「世界一安泰」である今の社会的地位を俯瞰して悟るのかもしれない。*19
今が、全員が全員「やりたいことができる」文明だとは考えていない。世界を含めて。*20だから、骨粗しょう症の彼女に対して「やりたいことをやれば良かったのに」と言うのは、あまりにも無責任で、且つ社会や文化が個人に与える影響を考えることができない、無知・無遠慮な行為である。だから、
平等を取り戻す
何だか、時代錯誤の老人が主張する「この国を、取り戻す。」みたいで嫌だから、NakamuraEmi氏『かかってこいよ』の、「ちゃんとわかり合える時代を取り戻すには」の「取り戻す」だということにする。
結局は、先ず社会不安や心的余裕の無さに端を発する全体主義や結束主義、それらによって布教された自己責任論*21や男尊女卑、生産性による差別*22などによって出来た、ホモソーシャルのそれをはじめとするヒエラルキーをぶっ壊すしかない。女性も子供も老人も障害を持つ人もLGBTQ*23の人たちも発達障害などの人たちも、等しく同じ人間として認識される必要がある。
別役実という人物は「当世悪魔の辞典」で、「会社」の頁では「仕事は家事より楽」*24と書き、「出産」の頁には「女性が受けるべき当然の罰」と書いた、政治的な立場がよくわからない不思議な人だが、鋭い考察をする人だから、彼の考えをここに載せる。これについては、同意件である。
10人中3人が不味いものを食べるのは民主主義ではない。10人中10人が不味いものを食べるのが、民主主義である。
*1:日本でもインフルエンザワクチン等の有害性が確認されているにもかかわらず、未だにワクチンは打たれ続けている。
*2:除草剤
*5:牛を育てるには大量の水、大量の飼料が要る。畜産は今以上に、世界を深刻な水不足や食糧危機に直面させる可能性がある。 また、飼料は牧草ではなく、遺伝子組み換えのトウモロコシ等だ。そのため、牛はすぐ病気になる。だから大量に抗生物質を注射する。それでも、牛の屠殺時期は早まり続けている。すぐに病気になるからだ。 更に、牛を蝕む菌はリサイクルされる。保健所で殺処分されたペット、動物園で死んだ動物、売り物にならない家畜の臓器や骨などはレンダリングセンターに運ばれ、それらの肉を包装していたプラスチックもまるごと、薬品と混ざって再び家畜やペットの飼料になる。「加水分解たんぱく質」には、動物の死体も含まれている。 そのため、耐性菌は強くなり続けている。じき、どんな抗生物質も効かない、「スーパー耐性菌」が登場するだろう。人間は耐性菌を食べ続けている。世界的なパンデミックは、畜産によっもたらされるかもしれない。そうなれば人類は終わりだろう。その耐性菌に対抗できる薬は存在しないからだ。 地球温暖化を加速させているという指摘もある。それによって、遺伝子組み換えで出来た「ゲップをしない牛」まで登場した。恐ろしい。しかしそもそも今は氷河期である。次の太陽は更に暗い。私は「サイクル25」を懸念している。世界各国は動いているのに、日本は何もしていない。
*6:劣悪な環境で育てられているので、肉は安い。野菜は肉の倍以上の値段。
*7:米など
*8:アメリカには、マーガリンの販売を禁止する法律がある。あまりにも有害だからだ。他の国も、法律こそ無いがマーガリンは売れないくらいに、民衆が危険性を認識している。
*9:海外では、「以下」。
*10:鉄筋コンクリートの急激な普及には、利権が絡んでいる。鉄筋コンクリートを認可した野郎は、天下りして重役に就いた。
*12:GI値とは、血糖値の上昇度合いを数値化したものである。
*13:日本人が人体実験している。わざわざおにぎりを買う金を払ってまで。
*14:遺伝子組み換え
*15:おしべが実らない種。人件費と手間を削るため。ちょうどF1が普及し始めた頃から、ヨーロッパでは精液あたりの精子が少なくなり続けている。Y染色体の破損を加速させている可能性さえある。人間は今のところ、Y染色体以外に性決定遺伝子を持ち合わせていない。F1が人類を終わらせる可能性もある。考慮する必要のある変数は山ほどあるため、一概に雄性不稔の種子が人間の繁殖力を弱めていると言うことはできないが、無視することはできないだろう。
*16:飲むものは大事かもしれない…
*17:上手い人/下手な人
*18:「心は体に影響を与える」のではない。「心=体」なのだ。精神と身体を分けて考えるフロイト的な前提はもう古い。
*19:PNSEに入るきっかけは様々だ。私のように自殺未遂する状態になって、命を賭けて人生を振り返り、すべての出来事について考えた結果、一時的に悟って運良く?運悪く?生きている人もいるだろう。事故で瀕死になって、PNSEに入った人もいる。しかし、自覚できるきっかけが無いのにPNSEに入った人がいる。私はこの中に、「強者」ゆえに悟った人がいると考えている。
*20:日本は、その程度が絶望的に深刻なだけだ。
*21:個人が、「これは私の責任である。」と言う自己責任論ではない。少数派や弱者の、社会的な要因に起因する問題を、多数派や強者が「それはお前の責任である。私達には関係無い。」と切り捨てる、冷淡な自己責任論。限りなく無自覚な、責任転嫁。
*22:先ず自民党が「税金を搾取できない国民は不要だから無価値」と言ったことに始まる。今は国民という貧困層どうしで、社会的な弱者に向かって「お前は生産性が無いから無価値だ。」という内紛のような状態になっている。その根本にある全体主義が議論されること無く。
*23:但しくたばれGIDを除く、静かにして悟る、本物の人たち
*24:本にはもう少し婉曲して書いてある
他人が自分に期待する役割
私はずっと悩んでいた
母は、私を幼児のように扱う。もう高校二年生なのに。そのことについて、長い間考えていた。
母にとって私は
恐らく、十歳にも満たない子どもと同じだ。彼女にとって私は、洗濯も洗濯物を干すことも、炊事も自分で食事することもできないガキだ。
なぜ
子育てと、社会が原因だろう。私は長男、つまり第一子だ。夫は家事も子育てもしないモラハラ野郎。よく、十年以上耐えたと思う。
結果
彼女は過保護になった。彼女は息子の靴紐を結び、手を取り、どこへでも行った。彼女は、心的ストレスによって、やり過ぎた。
その経験が相当、彼女に影響を与えたのだと考える。彼女にとっての息子は、高校生ではない。彼女の時間は止まっている。彼女にとっての息子は、「手のかかる幼児」だ。
他者が自分に期待する役割を知る*5
こう書くとわかり難いが、端的に言えば『その人が自分をどう見ているのかを把握する』ということだ。
自分にとって自分は自分でしかない。しかし他人にとっての自分は、必ずしも等身大の自分とは限らない。彼は崇められる救世主であるかもしれないし、憎むべき加害者や強者であるかもしれない。*6
そうすると楽になる
少なくとも私は楽になった。理由無く苛立つことが減った。彼女が認識しているのは、今の自分ではなく幼児であるとわかれば、何と言われても受け流すことができる。
私は「子ども扱い」されているのではないとわかったからだ。*7
おーい、お茶
お茶
さまざまな種類がある。しかし、私は大抵『おーいお茶』しか飲まない。
「トクホ」の中身
難消化性デキストリンだ。つまり、消化し難い、消化器系に負担が大きいものが含まれているというだけのこと。その危険性も指摘されている。
「健康食品」みたいなものを売りにしているお茶の殆んどに入っている。私は慣れていないので、飲むと気分が悪くなる。*1
「お茶」でさえも
食品添加物が入っている。それはV3、ビタミンCだ。一見、何も害がないように見えるが、ここで言うV3は自然界に存在するものではない。人工的に作るものだ。
しかし、茶をそのまま充填すると、酸化して色が悪くなる。味にも影響がある。だから、企業は茶にV3を入れざるを得ない。
『おーいお茶』の自然さ
おーいお茶を飲むと、家で淹れた緑茶と殆んど変わらない、と感じることがある。分かりにくいが、これは凄いことだ。
つまり、伊藤園は味や色を悪くしない必要最低限のV3を、研究して入れているのだ。最近はCMが流れていないし、マイナーなお茶だが、生き残って欲しい。
*1:あくまで個人の感想です。
届けたい人に届かない
リアルな死が消えていく
戦後、人は病院で生まれ、病院で死ぬ。日本は土葬から火葬に。葬式も地域のコミュニティではなく企業が取り仕切り、僧侶まで呼ぶ。水洗トイレが普及し、「人間くさいもの」は日常生活から覆い隠されて行った…
結論
「生物は複雑」だから、百均のカッターナイフで壊すことはできても、百均の接着剤で元に戻すことはできない。
「リアルな死が消えていくから、簡単に人を殺す。」
感想
必要以上の過剰な消毒など、「生臭いもの/人間くさいもの」を生活から排除する動きに違和感を感じていた。だから、彼がそれを代弁してくれて飲溜が下がる思いだ。しかし、それは本題ではない。
出演者の表情が…
何とも神妙な顔をしていた。まるで神の説法をきくかのように、「考えさせられるなあ…」とか言って、何も考えずに首肯していた。
眉間と目尻、唇の中央と両端頬などが緊張し、視線は全く動かず、どこか上の空な感じがした。そう、「視線が動いていない」、つまり何も考えていないのだ。思考停止していた。
また、表情の変化も殆んど無かった。「なるほど」と納得することも、「私はそうは思わない」と反意を示すこともしなかった。
なぜ
結局、養老孟司氏が伝えたかったことは殆んど伝わらなかっただろう。コメンテーターだけではなく、恐らくは殆んどの視聴者までもが、あの神妙な表情をしていただろうから。
養老孟司氏は神ではない
何が言いたいのかというと、なぜ神格化するのかということだ。
少しでも『死』という言葉が出ると、それを発した人をまるで神か預言者のように扱い、すぐに神格化して、「これは高名な学者が言うことだから、私には関係無い」と片付けてしまう。
自殺未遂して良かった
私は幸運だ。自殺未遂をした経験があるおかげで、『死』というものが非日常ではないからである。
いつでも死ねるようにナイフを7本持ち歩いたり、ナイフを自分の首筋に当てたりした人間は、『死』という主題を前にしたところで、神妙な顔をしないで済む。
啓蒙のジレンマ
啓蒙というのは抽象的だから、「教祖様~」みたいな人間を顔役にしてしまうのが、一番手っ取り早い。「斎藤一人」教みたいな。しかし、そうするとどうしても宗教色が強くなるため、信者ではない人には抵抗がある。*1私がしたいのは、そういう啓蒙ではない。
新興宗教紛いではない啓蒙は、非常に難しい。何しろ、インターネット上などでこの記事を見つけるような人は、元から左翼的だったり、主体的に情報を集めている人だったりするからだ。
勿論、そういう人達と私の考えを共有できるのは良いことだが、私が本当に考えを届けたいのは、何も知らない、盲目的に安倍を信仰しているような人であり、平気な顔をして差別発言を垂れ流す、人間の屑だからだ。
しかし
そう上手くはいかない。そもそも、こんな弱小ブログでは拡散力に限界がある。やはり、せいぜい少数のまともな人達に届いて終わりだろう。
見なきゃ良かった
- 安田大サーカス クロ
- セクハラ
- 表情筋を観る
- 気持ち悪い…
- 潜在的な女性蔑視
- 『名誉男性』という問題
- 『彼女が無防備/名誉だから』でセクハラは許されるのか?
- 名誉男性を生むものは何か?
- 名誉男性とフェミニストの分かれ道
- 強者男性は、そこに付け込む。
- あれはヤラセではない。
- 最後に
安田大サーカス クロ
私はこのおじさんに敬称をつけるのは、私が尊敬している人たちにあまりに失礼だと考え、敬称をつけない。「敬称略」ではない。ちゃん、すらつけたくない。敬称をつけない、ただそれだけ。
セクハラ
動画を見てしまった…セクハラするじじいの心理を考察する材料になると思った。でも収穫は無かった。新しい発見は何一つ無かった。
不快になる人もいると思うから、あえてリンクを貼らない。YouTubeで「クロちゃん セクハラ されました」と検索すれば出てくる。
表情筋を観る
人間は、思いの外「本音」がだだ漏れである。表情、体重の重心、腕の組み方、手の位置声のトーンなど、様々な表現がある。*1
彼の表情は見事に分かりやすかった。*2唇を読みやすい人、読みにくい人と同じように、表情を読みやすい人、読みにくい人がいるが、彼は完全に前者だった。
気持ち悪い…
世の中には、二種類の男がいる。一つは「強者男性」、もう一つは「弱者男性」である。クロは強者男性。私が苦手とする種類の人間である。*3
セクハラされているのを見て「良いぞ、もっとやれ」とか言う人がいるが、私はただただ不快だった。私は強者男性にはなれない。そもそも、私が強者男性なら自殺未遂などしなかっただろう。
潜在的な女性蔑視
セクハラしているクロの表情は、なんというか、「こいつ*4になら、何をしても許される」という種の蔑視を孕んでいた。
実際、痴漢して「この人痴漢です!」と言われたとき、痴漢被害者を殴った男もいる。クロも、避けられて不愉快な表情をした。心底気持ちが悪い。
『名誉男性』という問題
これは名誉白人を文字って、皮肉を込めて作られた言葉である。「奴隷頭」と呼ばれることもある。
確かに、セクハラの被害にあった女性は、所謂「名誉男性」だった。典型的な。彼女はYouTuberなのだが、*5正直言って、糞動画を配信している。動画の内容はつまらない。
彼女自身もまた、彼女自身が「可愛い」と呼ばれる人間であることを自覚している感がある。ファンの人がいたらごめんなさい、でも、そうとしか思えない。
『彼女が無防備/名誉だから』でセクハラは許されるのか?
私はそうは思わない。*6
社会的弱者には2つの道がある。一つは、強者に侍り、へりくだる道、もう一つは、強者に抵抗し、社会変革活動に勤しむ道だ。
殆んどの日本人女性はなんとなく前者だろう。その極端なものが名誉男性である。後者が所謂、「フェミニスト」と呼ばれる人たちである。
全員が変革活動家になれるのか?
それは難しいだろう。現体制にもの申すことは、そのコミュニティから「追放」されることを意味する。社会活動家がいるような世の中、まだまだ状況は変わっていない。そんな状況で強者に刃向かうのは、なかなか勇気の要る行為だ。
抵抗者になる条件
それは、一回は「マイノリティ」になることである。
私の母もまたフェミニストだ。彼女は幼少期に親の気まぐれでブラジルに移住した。そして、帰国後にいじめられた。彼女が何をしたわけでもない。「肌が日にやけて黒かった」から、ただそれだけの理由だ。
私もまた、こんな、所謂ネトウヨの有象無象に「非国民」だの、「工作員」だのと言われそうなブログを書いているが、それは中学二年生のあの事件*7で集団の好奇の目に晒された。
本当に怖かった。集団というより、何か巨大で不気味な怪物が、私を睨め付けているようだった。それ以来、私は潜在的な恐怖のためか、同級生全員に敬語を使っている。後輩にはなんとか使わないで話している。
そんな「きっかけ」でもないと、『日本社会を再考する』とか言われても、いまいちピンと来ないと思う。
抵抗者になる条件を満たす人は多い?
いや、少ない。そんな経験をすることができるのは、限られた人数だけだろう。自殺未遂という経験も、成功すれば「死」への抵抗がなくなるから、してみるのも良いかもしれない。いや、でも、オススメはしない。かなりしんどいし、危険だから。
名誉男性を生むものは何か?
それは社会である。文化と言ってもいい。「奴隷頭」は、奴隷がいないところでは生まれない。「そんなのは当たり前」?そうだ。不平等がないところには、上も下もない。上がないから、「媚びる」必要は無い。媚びても無意味だからだ。
フェミニストにクソリプをつける「名誉男性」という存在が、逆説的に男女間における立場の差、上下、つまり男尊女卑があることを証明しているのだ。
名誉男性とフェミニストの分かれ道
それは、「日本の男尊女卑に気付いた時」である。名誉男性は、それを利用?して利益?を出す。つまらない動画を配信する、美形の女性YouTuberがそのいい例だ。*8
結局は、彼女たちも搾取されているに過ぎないのだが。だから可哀想な人たちではある。「さよならミニスカート」の美玖氏も典型的な名誉。
名誉男性とフェミニストの決定的な違いは、フェミニストは「日本には男尊女卑がある」と明確に認識してそれに抵抗するのに対して、名誉男性は薄々気付きながらも、明確に認識してしまうのは怖いから、強者集団からはみ出さないように、せめて強者男性の奴隷になれるように振る舞うことだろう。
恐らく、彼女らは集団からはみ出した経験がない。だから、集団からはみ出さないように、集団からはみ出しているフェミニストたちを否定して「良い女」像を演じている。恐らく無意識に。
強者男性は、そこに付け込む。
クロがいい例。「女を売ってるゆきりぬになら、何をしても抵抗しないだろう。」そういう、なんというか、見下す表情があった。
あれはヤラセではない。
コメント欄にヤラセを匂わせるものがあったので、ここで否定しておく。断じて、ヤラセではない。まあ、弱者で、人の顔色をうかがって生きている人にならわかるだろう。*9
クロがゆきりぬ氏に接近するとき、ゆきりぬ氏は重心をクロの反対側に置いている。動画を見れば、かなり重心が偏っていることがわかる。クロから逃げるように。
また、「二人きりでのオフトークは危険と判断」とある。
さらに、「クロがゆきりぬにキスできるか?」という企画紛いのセクハラ発言をしているとき、ゆきりぬ氏は口の前に手を置いている。これは本音を隠すときの動作である。
端的に言えば、内心では「こいつマジかよ…気持ち悪い…」とドン引きしていたということ。あの反応は、打ち合わせした後、自身がセクハラされることを知っている状態では出にくい。
「再生数稼ぎ」
こんなことを言うのは馬鹿な男くらいだろう。恐らく男には、セクハラされる恐怖はわからない。私にもわからない。しかし、「尋常ならざる恐怖を感じる」ことは確かである。なぜ、「わからない」男がこんなことを言えるのか?その説明を生物学に借りる。
男と女では、「生殖」に関するリスクが段違いである。男は射精して終わりだから、性欲のままに女を貪る。しかし、女は「着床して即出産」というわけにはいかない。
先ず、かなりの栄養素を胎児に取られるため、補給の量と頻度が上がる。当然、消化吸収に要するエネルギーも増えるため、かなりしんどい。
また、胎児が成長すると当然ながら体は重くなる。現代社会では、日常生活でかなり消耗する。これでもかなりしんどいが、自然界では更に、「逃げ遅れて捕食される」リスクがある。
更に、出産時には、母体は危険な状態になる。死ぬことも多い。
前置きが長くなった。セクハラされるとき、女性は恐らく、潜在的に「妊娠させられる」*10危険を感じ取るのだろう。それはつまり、上記すべてのリスクを負うことを意味する。
男は基本的に、この恐怖を感じることがない。だから、「ヤラセだ」なんてことが言える。少なくともゆきりぬ氏は、彼女の心理的傾向から見ても、再生数を稼ぐためにセクハラされるリスクを負うことはない。
最後に
思いの外、長ったらしい記事になってしまった。元はと言えば、あの動画を観た後の不快感を片付けるためのアウトプットだった。
私は、「自分用ブログ」と言いながらも、恐らく私のブログが少しでも社会を変えることを期待している。
こんな弱小ブログだし、長い記事だし、難しい内容だし、何人に届いたかはわからないが、一人にでも届いたなら、私がこの記事を書いた意味があったと言えるだろう。
*1:でも、興味本意でのやり過ぎには要注意。人の建前を翻訳して自動的に本音を見抜くレベルになると、誰も信じられない。「建前って、必要だなぁ」と切に感じた。
*2:読心術と同じで、
*3:というか、芸人はほぼ強者だろう。
*4:被害者女性
*5:妹に紹介された、はなお という人間のチャンネルから知った。
*6:日本に男尊女卑があることを認識していない人は何も理解できないから、ここで読むのをやめるか、勉強して出直すことをオススメする。
*7:過去記事参照。あるかな?たぶんあると思う。
*8:ごめんなさい、ゆきりぬさん、でもこれが事実。
*9:社会的地位が高くなるほど、共感能力は低下する。空気を読まなくても「何とかなる」からだ。社会的地位が低い人は、共感能力を総動員して生きている。強者の気分を害することに、大きなリスクがあるからだ。
*10:強姦される
夢
夢を見た。
高校の夢だった。
あらすじ
-ある県立高校で自殺した生徒がいた。私は親の仕事関係で、その高校に転校することになった。教室に入り、自己紹介した。私はすぐに気づいた。その高校が纏う異様な雰囲気に。
常識はずれな転校生が自殺の真相に迫る時、巨大な陰謀に巻き込まれていく-
一見すると普通
その高校は、一見すると普通の高校だった。しかし、明確に言い表せないが「何か」がおかしかった。生徒全員、いや教師までもが、「ある話題」を避けるようにして過ごしていた。
よそ者だからこそ言えること
私はよそ者だから、高校の「ルール」がわからなかった。*1高校とはある種の閉鎖集団だ。その中でなら、なかなか「ツッコミを入れる」ことができる人は少ない。
しかし私はよそ者だから、その「ルール」にお構い無しでツッコミを入れることができる。いや、むしろツッコミを入れることこそが、よそ者である私の義務でもあるような気がした。
「もうあの事件は終わったんだ…」
私は「自殺」した生徒について尋ねたのに、なぜか「事件」という言葉が出てきた。生徒も、教師も、全員が閉口する。私は、ただの自殺ではないと確信した。
不自然な警察
遺書すら無く、全身に飛び降り自殺によってできたものではない打撲があったにもかかわらず、たった数日の捜査で「自殺」として片付けられた。
何の権力が?
生徒を自殺に見せかけて殺した『それ』は、警察権さえ握っている。そうなると警視総監以上。つまり首相クラスの人間になる。
深まる謎
一体その生徒は何を知り、何によって葬られたのか?高校のあらゆる人間が目を伏せて押し黙る理由は何なのか?結局何もわからないまま、目が覚めた。
*1:これを話してはいけない、とか。