夢を見た。

高校の夢だった。

あらすじ

-ある県立高校で自殺した生徒がいた。私は親の仕事関係で、その高校に転校することになった。教室に入り、自己紹介した。私はすぐに気づいた。その高校が纏う異様な雰囲気に。


常識はずれな転校生が自殺の真相に迫る時、巨大な陰謀に巻き込まれていく-

一見すると普通

その高校は、一見すると普通の高校だった。しかし、明確に言い表せないが「何か」がおかしかった。生徒全員、いや教師までもが、「ある話題」を避けるようにして過ごしていた。

よそ者だからこそ言えること

私はよそ者だから、高校の「ルール」がわからなかった。*1高校とはある種の閉鎖集団だ。その中でなら、なかなか「ツッコミを入れる」ことができる人は少ない。


しかし私はよそ者だから、その「ルール」にお構い無しでツッコミを入れることができる。いや、むしろツッコミを入れることこそが、よそ者である私の義務でもあるような気がした。

「もうあの事件は終わったんだ…」

私は「自殺」した生徒について尋ねたのに、なぜか「事件」という言葉が出てきた。生徒も、教師も、全員が閉口する。私は、ただの自殺ではないと確信した。

不自然な警察

遺書すら無く、全身に飛び降り自殺によってできたものではない打撲があったにもかかわらず、たった数日の捜査で「自殺」として片付けられた。

何の権力が?

生徒を自殺に見せかけて殺した『それ』は、警察権さえ握っている。そうなると警視総監以上。つまり首相クラスの人間になる。

深まる謎

一体その生徒は何を知り、何によって葬られたのか?高校のあらゆる人間が目を伏せて押し黙る理由は何なのか?結局何もわからないまま、目が覚めた。

*1:これを話してはいけない、とか。