ワナゴの辞典 闇夜

概要

Eve氏によって作曲された曲。

動機

ステマしたい、という気持ちがあることは否めない。


しかし、そもそもこんな弱小ブログでは、大した宣伝にはならない。また、この曲は既にYouTubeにて280万回再生された。私のステマなど、彼は必要としていない。


殆んど単純に、この良い曲の『ここ好き』を一人語りたいという動機である。

「闇夜」とは

端的に言えば、「社会的弱者による、弱者のための、弱者の曲」である。*1

なぜそう言える?

ああ いつだって愚かさに苛まれているの

これは決定的な証拠と言えるだろう。声が大きい人間は、他人の愚かさを嘲るだけである。

淀みない言の葉さえも 塞ぎこんでしまうなら
産声などない 吐き出すことだって
いくつもの刃携えて 心に鬼を宿した


これもまた、弱者を表現していると言える。


「淀みない言の葉さえも、塞ぎこんでしまうなら」は、「言いたいことも言えない弱さ」を表しているのだがこれは、私も抱えているものである。


その苦しみを「吐き出すことだって」できずに、私達は生きている。

浅ましい声に
この世界からはじき出されてく僕達は
それでも明日を願ったの


「浅ましい声」とは、声だけは大きい不遜な人間の、心ない否定だろう。「この世界からはじき出されてく」が、それを表している。


「それでも明日を願ったの」は、不条理の中に生き続けて、何度も死のうとしながら、「それでも」生きている人のことだろう。

無二の希望を弱者に捧ぐ

私は泣いた。この曲を聴いて泣いた。*2それは、この曲を貫く静かな絶望に共感し、この曲のハッピーエンドに、僅かの希望を見たからかもしれない。

『ケムリクサ』にも合う。

私は『ケムリクサ』というアニメを愛している。「好き」だなんて言葉では言い表せない。


今も、6回目のケムリクサ周回をしながら、この記事を入力している。5月の時点で五周は終えていたが、なんやかんやあって2ヶ月振りになってしまった。


「まあまあ、まあまあ」*3や、「…どうしようか?」*4を、独り言を言うときに自然に口に出すという、禁断症状が出た。危険な状態だと判断して、周回している。ちょうど連休だし。

ケムリクサになぜ合う?

百鬼丸にとっての、失っていたもの=身体を、りんが失っていたもの=わかばと同じような、彼女の『好き』と置き換えれば良い。

あの日の僕に間違いなどない 救いの声を
失うばかりの 血の滲むような物語も
闇夜に染まれど それでも歩みを止めることはない
もう貴方は独りじゃないから

すべてを背負った今 取り戻すの


とか、完全にりん!

語りたいだけ語ってすっきりした

だからこの記事はもう終わり。ついでに、興味を持った人は、調べてみるのも良いだろう。


ここまで読んだ物好きさんたちは、残念。今回は、メッセージ性も何もない、只の自己満足でした。

*1:Eve氏を誹謗中傷しているわけではない。むしろ、敬愛と親しみを込めて、彼を「社会的弱者」と読んでいる。

*2:祖母が死に、周りにいた人がほぼ全員泣く中で、一人だけ泣かなかった、サイコパスらしき私でさえ。

*3:第1話Aパート

*4:第7話Bパート