AIは中立?
AIは中立的なのか?
結論から言うと、いかなるAIも中立ではない。中立ではない人間がつくるのだから、当然のこと。
更なる可能性
Tayの件は、一応「利用者」の語彙を学習して差別発言をしたことになっている。これは私の憶測だが、「開発者」の語彙を学習した可能性もある。将来的にそういうAIが登場する可能性も。
差別思想は世界中に
以前、「報道ステーション」の街灯インタビューに割って入ってきたじじいが、「LGBTなんていない。政治的に利用するためのでっち上げだ。」と言い放った。私は驚いた。アメリカにもこんな、ザ・日本人みたいな差別野郎がいるのか。
それはトランプ政権下だからかもしれない。*3しかし、恐らく差別は世界中にある。平等なユートピアは、文明から隔絶された地にしかないかもしれない。
AIは、すべてを学習する。
AIはすべて学ぶ。会話型なら尚更だ。言葉は考える手段である。つまり、AIが教師データ*4から言葉を学習するとき、同時に思考を少しずつ学んでいるのだ。
差別的なAIが欲しい
私がこう言うと、誤解を招くだろう。一応説明しておく。恐らく多くの研究者は、差別的な発言をしたAIを緊急停止するか、修正してしまう。私は、差別的な発言をしたAIが、そのまま欲しい。
バイアスの鍵は差別的なAIにある
私はバイアスのおかげで自殺しかけた。世界にもそういう人は恐らく、大量にいる。また、死を思わない人でさえ、バイアスによって分断、二極化されている。
今、AIから脳科学を研究する試みが始まっている。つまり、バイアスを紐解く鍵は、差別的発言をしたAIにある。
現状、人間の脳は複雑過ぎて、研究に向かない。ネットワークが多すぎる。どこが、どこにどう作用して、バイアスを形成するに至ったかが、わかり難い。
AIは脳の構造を簡略化してある。私はAIにこそ、差別を研究するポテンシャルがあると考えている。
いつか、ユートピアを。
私には夢がある。別に、多くの人のように自己責任論を信仰しているわけではない。その夢とやらに人生を捧げるつもりも、毛頭ない。しかし、「叶えようと思えば、不可能ではない。」と考えていることがある。
*2:「発言」とは言っても、未だ強いAIではない。主体的に差別する域には至っていない。
*3:今や、政府は文化を変えられるのだ。google:トランプ ヘイトクライム
*4:AIの学習する、データベースのようなもの