ワナゴの辞典 平等

別役実はその著書、「当世悪魔の辞典」に書いた。


「正しい平等と、間違った平等がある。

正しい平等は、ライオンには肉を、兎にはキャベツを与える平等である。

間違った平等は、ライオンにも兎にもキャベツを与える、平等である。」


(うろ覚えの引用。悪しからず。)


これは的を射ている。


間違った平等=無条件に、万人が平等である、と定義するもの は、全体主義による自己責任論の前提である。


(そもそも、「自助努力」は、自主的にするから、「自」助努力なのである。自助努力を、「奨励」する政府って、どうなの?只でさえ自民党のせいで市場が冷えきっているのに、社会保障を削っているのに、老後の貧困も「自己責任」か。便利だなぁ、自己責任論って。政府は何もしなくても、「自己責任」と言えば良い。)


平等。平和。もうこの国に無いもの。